2012年7月9日月曜日

リノベーションについて:1

賃貸住宅フェアにおいて、賃貸のリノベーションについてお話した内容をご紹介します。

リノベーションを考える際に、自宅のリノベーションと、賃貸のリノベーションとは全く異なることを認識することが重要です。自宅のリノベーションは自らの好みと予算に応じて行えば良いのですが、賃貸のリノベーションは事業です。しかし、事業であるという当然のスタンスを忘れて、自宅と同様に趣味・嗜好によってリノベーションに取り組まれている事例は少なくありません。
ここでは、事業として成功に導く鍵として、3つのポイントをご紹介したいと思います。



3つのポイントとは、
1.投資対効果の極限化
2.持続的な相対的競争力の維持
3.メンテナンスコストの削減
です。



投資対効果を考える上で、賃貸市場ニーズを的確に捉え、必要最小限の投資により市場ニーズに応えることができれば、これが最も投資対効果の高い事業手法であると考えられます。高額の資金投下をしても賃料に転嫁できなければ、それは無駄な投資です。極限まで徹底して投資対効果を求めることが、事業性を高めることに直結します。


ターゲット像が具体的でなければ市場ニーズに応えることはできません。また、将来的な市場動向をイメージすることもできません。将来的な市場動向を見据えて計画することができれば、持続的な相対的競争力を維持することにつながります。


賃貸マンション経営において、メンテナンスコストの占める割合は想像以上に大きいものです。賃貸市場ニーズを分析し、効果的なメンテナンスコストの配分を行うことが、最小限の投資で最大限の効果を生み出すことに繋がります。




以上、3つのポイントを的確に押さえる為には、賃貸市場動向の分析が不可欠です。
賃貸市場動向を踏まえて、1.投資対効果の極限化、2.持続的な相対的競争力の維持、3.メンテナンスコストの削減を意識的に追及することが、賃貸のリノベーションを成功させるための鍵になると考えられます。

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