キューブがバックアップしてきた、鳥取西町コーポラティブハウスモデル事業に関して、11月末に計画戸数5戸すべての完成にあたり、事業者主催の竣工式が下記日程で行われます。
日時:平成24年12月9日(日)9時~9時45分
場所:事業地内
内容:事業者あいさつ、市長あいさつ、モデル事業銘板の除幕式、記念撮影
本事業は完成して終わりではなく、これからがモデル事業としての真価が問われる所です。
モデル事業としての成功は、これをきっかけとして民間所有地の事業が1つでも成功してはじめて成功と言えます。
その為には、この事業をモデルとして、地主向けフォーラム等の開催が必要であると鳥取市に提案しています。
その際には、一般地主が本事業を行った場合のメリットの説明を中心にする必要があります。
本事業を進めるうえで、鳥取市はファイナンシャルプランナーに相談したりしていたようですので、その方達に分り易くメリットをプレゼンテーションしていただくようなフォーラムが良いのではないかと考えています。
ランニング収益だけでなく、相続効果等も加味すれば、駐車場経営との比較でも競争力を持ちうると思います。
出来る限り様々な形でマスコミ等に働きかけて今回の竣工式典等をニュースにしてもらうことで認知度を高め、フォーラムへの参加誘導ができればと考えています。
大都市圏ではスプロールした街が縮小に向かう動きがすでに活発になっておりますが、鳥取市のような地方都市は今でもドーナツ化が進んでいます。最も大きな理 由は、中心市街地の土地所有者が土地を手放すことを忌避し、土地の流動性が著しく低下している事にあります。土地を保有し続ける中で行われているメインの 土地活用方法が駐車場経営ですが、車通勤の郊外居住者の利用に供されることで需要は旺盛で、そのことがドーナツ化をさらに加速させる要因ともなっていま す。
インフラ整備を含む行政サービスは街がコンパクトであるほど効率的で、スプロールして広がる程に非効率になります。このようにドーナツ 化が加速する状況は地方行政の財政を圧迫し、長く続く社会・経済状況の悪さとも相まって、国土交通省は将来支えきれなくなるのではないかという非常に強い危機感 を持っています。そこで、県庁所在地の中でも最も危機的な状況である鳥取市でモデル事業を行うことになったわけです。
昭 和40年代に全市人口の2割を占めていた鳥取市の中心市街地の人口は、平成18年には6%にまで落ち込んでいます。また、特に近年袋川以北で住宅が解体さ れ月極め駐車場化しており、平成15年から平成19年までの4年間で、約2haも月極め駐車場が増加しています。唯一の中心市街地居住に向けた受け皿で あった中高層の分譲マンションは地元からの反発も強く、工事費上昇等により事業環境も著しく低下している為、中高層の分譲マンションとは異なる中心市街地 居住に向けた選択肢が期待されています。それを担うことが本モデル事業の目標でもあります。
このような状況は、実は日本中の地方都市で進んでいます。鳥取市で成功させることができれば、すべての地方都市における中心市街地活性化に向けたモデル事業として展開することができると期待されています。
http://www.tanaka-kougyou.jp/coope.html
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