2013年4月12日金曜日

街なか居住のすすめ:11


こちらは、容積率400%と、高度利用可能な敷地でありながら、42.5坪しかなく、用途地区に見合った計画が難しかった土地における事業です。敷地の小ささを逆に活かして、1フロア1戸の計画を行いました。



こちらは、210坪の邸宅跡地における計画です。
従前は、見事な石積み擁壁と植栽が施された邸宅でした。
しかし、戦前に普請された建物ということもあり駐車場が無く、前面道路と宅盤との間に高低差が5m程度あり、有効な土地活用が難しい敷地でした。一般的には、従前の石積み擁壁を撤去し、コンクリート擁壁で宅盤を形成していくような開発手法が取られたことと思います。しかし、そのような開発手法を取ると、地域の財産とも言える従前の見事な石積み擁壁と植栽が失われてしまうのみならず、多大なる造成コストがかかる為、土地評価が非常に低くなってしまいます。
そこで、従前の石積み擁壁と植栽を出来る限り残し、その一部を切り抜いて地下にエントランスと駐車場を確保することで、石積み擁壁と植栽を活かしながら、造成コストが少なく、その分土地評価に反映できる計画を行いました。

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