2012年5月15日火曜日

コーポラティブハウスとは

国土交通省によると、
「コーポラティブハウスとは、一般の分譲マンションのように、完成した住宅を購入するのではなく、住宅の購入を考えている方々が集まり、共同で土地を取得し、各自の要望を取り入れながら設計し、自らが工事の発注を行って住宅を取得するという方法」
と、定義されています。

言葉だけを追いかけても、なかなか具体的なイメージがつかみにくいので、下の図をごらんください。


左の図が、一般的な分譲マンションのしくみです。
基本的にまずマンションディベロッパーと言われる事業者(分譲マンション事業を行っている、三井不動産とか、野村不動産など)が、地主から土地を購入し、設計事務所に設計を発注し、工務店に工事を発注して、完成したものを販売するというのが一般的な分譲マンションです。

コーポラティブハウスは、ここが異なります。
右側の図がコーポラティブハウスのしくみです。
まず、初めに、マンションを取得したいと思う方々が集まり、組合を作ります。
この組合が自ら事業主となり、マンションディベロッパーに変わって主体的に地主から土地を購入し、設計事務所に設計を発注し、工務店に工事を発注してマンション建設を行うのがコーポラティブハウスです。
ただ、マンション建設には各種契約や、事業資金の回転、融資など、様々な専門知識が必要で、一般の方々の集まりである建設組合で円滑に事業遂行することは困難です。
そこで、コーディネーターと言われる専門家が建設組合から委託を受け、建設組合と協力して事業を進めるようにしています。




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